サービスの成功と失敗
やりたいことをやってそれが成功する。
といことはもちろん起こります。
それを言ってしまったらもう終わりなんじゃないかな~
どうなんだろ。やりたいことは過去の経験とか知識とか
様々なものが集約化されたモノであるから、単純に作ってみたら
顧客にウケた、成功したとかって言えない気がします。
サービスは勿論、箱を開けるまで、何が成功で何が失敗かなんで分からないわけです。
でも、成功確率を挙げる必要条件を詰めていくことってとても大事な行動なんじゃないかなと
感じているわけで。
昔、私が通っている大学院の教授が言っていました。
「少数の成功事例を一般化しても意味がない」
「ここにない物を使いたいか、使いたくないかで判断されても意味がない」
スティーブ。ジョブズも言っていました。
「多くの場合、人は形にして見せてもらうまで、自分は何が欲しいのか分からないんだ」
はっきりいって、昔の成功事例なんて今現在、そっくりそのまま応用しても
ヒットすることはないでしょう。それは状況・感情など全てのものが
以前とは異なっているからです。
ただ、何もかも考えないほうが良いか、という視点にたってみると
そんなことはない。だって必然的に失敗するモノはわかるのだから。
失敗をできる限り排除できる方法論として社会科学の中の経営学とか
マーケティングとかで残されているという見方もできるかなぁと。
慶応ビジネススクールの方の講演で、私は
「なぜ、ビジネススクールでは過去の事例を考え続けるのですか」
と聞きました。
「引き出しを多く持っておくためだ」
とお応え頂きました。なるほど。
確かに、引き出しを多く持つ必要がある。
それと同時に、どの引き出したちを開けるかといった力もつけたいなぁとも思う。
自分の課題はそこだな~。